ソーシャルレンディングのリスク | 始める前に知っておきたいソーシャルレンディングのリスク

ソーシャルレンディングのリスク

ソーシャルレンディングはインターネットを使って個人投資家と融資を希望する企業を結び付ける投資方法です。
最近、若い投資家の間でリスクの少ない投資方法として脚光を浴びています。
よく、いっしょに話題になるクラウドファンディングは資金を必要とする1社が複数の小口資金主を集めます。
資金提供の方法には、寄付型、購入型、投資型があります。

▼ 目次

ソーシャルレンディングって安全?

ソーシャルレンディングでは、複数の小口投資家の資金をソーシャルレンディング事業者が介在して複数の企業に融資します。
融資先の企業は中小企業です。
クラウドファンディングとソーシャルレンディングは少し似ている部分がありますが、投資と融資、寄付は全く別のものです。

ソーシャルレンディングやクラウドファンディングは投資としては比較的安全なものだといわれています。
それは、市場価格の変動リスクがないためです。
株式も株を買うことによって企業に投資をする金融商品です。
しかし、株式は市場で売買されるため市場価格が変動します。
この価格変動によって利益が出たり損失が出たりします。
場合によっては買ったときの価格を大きく下回って元本を減らしてしまう可能性があるのです。
例えば、1,000円で買った株式は、株式市場1,100円になることもありますが900円になることもあります。
1,100円になれば100円の利益ですが900円になれば100円の損失です。
ソーシャルレンディングは、市場で売買されるものではないので市場価格というものがありません。
10,000円の投資はいつまでたっても10,000円の投資です。

また株式では、その銘柄の会社の業績があがれば、利益の配分を受けることができます。
これが配当です。
業績次第で配当が増えたり減ったりします。
時には無配当ということもあり得ます。
金融商品には、利益/損失が株式のように二重構造になることは珍しくありません。

ソーシャルレンディングでは、企業に融資をするので、その利息がレンディング事業者の利益になります。
その利益を個人出資者とソーシャルレンディング事業者が分け合うことになります。
融資の時点で利息が決定するので利益の増減はありません。
金融商品には、利益/損失が二重構造になっているものが少なくありません。
しかし、ソーシャルレンディングは利益の源はあくまでも融資に対する利息なので、比較的手堅い投資方法と言えます。

ソーシャルレンディングが増えてきた理由

なぜ、このようなクラウド型の投資方法が現実的に運営されるようになったのでしょうか?
企業がお金を調達する方法で最も一般的なものは銀行の融資です。
しかし、銀行の融資には様々な条件が設けられていて、ハードルが高いものです。
特に中小企業にとって銀行融資は敷居の高い存在です。
一方で、個人の資金運用という面から見ても銀行預金は有利とはいえません。
しかし、株式投資などではリスクが高く、また、ある程度の資金が必要になります。
小口投資家にとっては、これはこれで敷居の高いものなのです。
そこで、個人投資家や中小企業にとって、取り組みやすいクラウドファンディングやソーシャルレンディングという方法が注目されるようになりました。

ソーシャルレンディングのリスク

ソーシャルレンディングのリスクはこの成り立ち方そのものに隠されています。
まずソーシャルレンディングの事業者に関してです。
ソーシャルレンディングの事業者の中には新興企業で経営基盤がぜい弱な企業もあります。
ソーシャルレンディング事業をするには、金融商品取引業者や貸金業者の登録をして金融商品取引法という法律の下で運営されています。
この二つの登録をするのに必要な条件を備えている事業者なので、決して、いい加減な事業者ではありません。
それでも、リスクがないとは言えないのです。

また、ソーシャルレンディングを利用して融資を受ける企業はどうでしょうか?
銀行を少し敷居が高いと考えている企業です。
規模が小さかったり、事業計画が不完全な場合もあるかもしれません。
革新的な事業や企業は往々にして銀行を納得させることができないところから生まれます。
また。ソーシャルレンディングの事業者も無条件で融資をするわけではではありません。
当然、一定の条件を確かめます。
それでも、リスクはあるものです。

例えばソーシャルレンディング事業者が破たんしてしまったときはどうでしょうか?
また、融資した中小企業が経営破たんした場合はどうでしょうか?
このような場合は、誰が考えても、元本割れ、下手をすれば投資した資金を無くしてしまうような大きな危機です。
こんな極端な事態ではなくても、融資先の業績不振はごく普通に起こりうることです。
返済の前倒しや遅れ、貸し倒れは融資事業には必ず付きまとうことです。
このような場合に誰がどのように補てんしていくのでしょうか?
それとも、全く補てんしないのでしょうか?
ソーシャルレンディングを始める前に、ソーシャルレンディングがもつリスクをしっかりと検証していきましょう。

新着情報

ソーシャルレンディングのポイントは?

ソーシャルレンディングを始めるときに絶対外せないポイントが分散投資の必要性です。
ソーシャルレンディング事業者に関しても案件に関しても分散した方がリスクも分散できます。
普通に考えれば、事業者を複数にしてしまえば案件はおのずから分かれてきます。
ここで気を付けたいのが、違う事業者の案件でも、融資先が同じ場合があるということです。
数社の事業者を利用していても似たタイプの案件ばかりを拾っていては結果的に融資先が同じだということはあり得ます。
これではリスクを分散したことにはなりません。
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ソーシャルレンディングのメリットは?

ソーシャルレンディングで最も目立つメリットは利回りの高さです。
銀行に置いていれば定期預金でも0.1%にも満たないこの時代に平均で8%程度、高いものなら10%というものもあります。
外貨預金でも、最も高いレベルで、0.4%程度です。
ソーシャルレンディングの利回りは投資信託や国債などの金融商品よりも高いものです。
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ソーシャルレンディング期間中の引き出し

ソーシャルレンディングの大きな特徴の一つが、案件の契約期間中は資金の引き出しができないということです。
そのため、その期間中は絶対に使う予定のない資金を充てなければなりません。
余剰資金がない場合には、ソーシャルレンディングは取り組みにくい投資方法です。
このような難しいルールはなぜ必要なのでしょうか?
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ソーシャルレンディングの利回り

ソーシャルレンディングが脚光を浴びている大きな理由は高利回りなところです。
投資信託などと違って市場価格の変動といったリスクがありません。
市場で売買される金融商品の場合、常に市場価格に目を光らせて、売り時を逃さないよう神経をとがらせなければなりません。
しかし、ソーシャルレンディングは、投資申し込みを済ませたら後は期間の満了を待つだけです。
投資家は、都度報告書に目を通しながら経過を見守るだけです。
見通しさえ謝らなければ手間いらずの投資でもあります。
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