ソーシャルレンディングの貸し倒れ | 始める前に知っておきたいソーシャルレンディングのリスク

ソーシャルレンディングの貸し倒れ

HOME » 初めてのソーシャルレンディング » ソーシャルレンディングの貸し倒れ

ソーシャルレンディングにかかわらず、銀行などでも、融資にかかわる事業の損失で最も多いのが貸し倒れです。
融資なので、融資先が倒産しても債権は残ります。
ものすごく運が良ければ、管財人から何らかの返済があるかもしれません。
でも現実的には、それを払えるぐらいなら倒産はしないのです。

倒産までいかず、単に業績不振で返済が遅れる場合には、融資したお金を返してもらう権利はありますが、業績が回復するまでは果てしなく貸し倒れに近い状態が続くことになります。
実際にソーシャルレンディングを利用した企業が一時的に返済不能に陥りながら、結局はプロジェクトを成功させて、融資金を完済した例もあります。
この場合は返済の遅延で案件の期限が延長されました。

1社に融資するタイプの案件では、貸し倒れのリスクは非常に高くなります。
一方でその1社が業績を順調に伸ばせば、当初予定通りの配当を順調に受け取り続けることができます。
ソーシャルレンディングの場合には、一つの案件で複数の借り手がつくものも少なくありません。
むしろその方が多いと考えられます。
このような場合には、1社が業績不振でも、ほかの数社が順調であれば、さほど大きな問題になりません。
1社の元本割れを数社の配当で補てんできるからです。
配当は当初予定通りにはいきませんが案件そのものに貸し倒れは起きないのです。

このように考えてくると、1案件の中の企業の組み合わせが非常に重要なことだと分かります。
1案件の中で、比較的リスクは高いけれども高収益が見込める会社に偏っていると高収益だけれども貸し倒れのリスクが高くなります。
逆に、収益率はあまり高くないけれども貸し倒れの可能性が低い企業が偏っていると収益率が低く旨味の少ない案件になってしまいます。
両者をうまく組み合わせてある案件が魅力的な案件と言えるのではないでしょうか?

ここでも、ソーシャルレンディング事業者の技量が問われることになります。
高収益を見込むのは比較的簡単です。
高利でも利用したいという企業を見つけるのは、そう難しいことではないでしょう。
しかし、業績不振に陥らない企業や事業内容を見極めるには、相当の分析力が必要になるのです。
なにしろ、業績不振に陥るリスクが高いほど、高利率を受け入れる可能性が強いのですから。
また、ソーシャルレンディング事業者の技量を見分けるにも限界があります。
そうなると投資家そのものが複数のソーシャルレンディング事業者に投資を分散させた方が賢明ということになります。