ソーシャルレンディング期間中の引き出し | 始める前に知っておきたいソーシャルレンディングのリスク

ソーシャルレンディング期間中の引き出し

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ソーシャルレンディングの大きな特徴の一つが、案件の契約期間中は資金の引き出しができないということです。
そのため、その期間中は絶対に使う予定のない資金を充てなければなりません。
余剰資金がない場合には、ソーシャルレンディングは取り組みにくい投資方法です。
このような難しいルールはなぜ必要なのでしょうか?

これはソーシャルレンディングが「融資」をするからです。
融資は決められた期間が来るまで資金を引き揚げることができません。
その理由は立場を逆にしてみるとよくわかります。

例えば、あなたが工場を経営していて大口の注文を受けたとします。
この注文を全部こなせば1,000万円の利益が見込めると仮定しましょう。
しかし、この注文をこなすためには500万円の仕入れ資金が必要です。
9月に受注して500万円の仕入れ資金が10月に必要だとしましょう。
取引先に12月に納品して、お金を受け取れるのが3月なら、10月から3月までの5カ月間どこからかお金を借りなければなりません。
まだ、工場を始めて間もないあなたは、銀行の融資を受けるのが難しいのです。
そこでソーシャルレンディングを利用して資金を調達しました。
契約期間は10月から翌年の3月です。
ところが急に1月にお金を返して欲しいといわれたらあなたはどうしますか?
どうしようもないですよね。
ソーシャルレンディングが途中出金できないのは、融資金を途中で引き上げることなんてできないからです。

また、ひょっとして生産が遅れて納品が1月になったとします。
そうなればお金を受け取れるのが4月になってしまいます。
ソーシャルレンディングの期限を一カ月延長しなくてはなりません。
この場合、配当受け取り期間も1か月延長されますが、投資したお金も一カ月間余分に拘束されてしまうことになります。
ソーシャルレンディングが余剰資金で行われるべき投資だといわれるのはこの部分です。

逆に、ソーシャルレンディングを利用している企業が早期返還をする可能性もあります。
先程の工場の例をとって考えると、商品の納品を無事終えれば、取引先からの支払いを待つだけです。
12月に納品をした時点で、銀行に3月までの融資を申し込んでみたら、この時点では銀行の融資を受けられる可能性は非常に高くなります。
ソーシャルレンディングと銀行の金利は大きな差があります。
金利の高い融資は早期に完済して安い方に乗り換えるのは、ごく普通のことなのです。
ソーシャルレンディングは、途中出金はできないけれど、早期償還が起こりやすく、予定通りの配当を受け取れないことは容易に考えられるのです。

しかし、早期償還は、配当金が減るという意味ではマイナス要因ですが、元本が減るわけではないので、そう悪いことではありません。
早速、次の投資に取り組めばいいわけです。